9月12日午前11時ごろ、島根県出雲市にある渓谷「立久恵峡」で、校外学習で訪れていた中学生がスズメバチとみられるハチに刺され、11人が病院に搬送されました。「生徒がハチに刺された」と引率していた出雲市立南中学校の教師から消防に通報がありました。
刺された生徒はいずれも1年生の男子生徒4人、女子生徒7人で、救急車で市内の病院に搬送され手当てを受けていて、このうち女子生徒1人がハチに刺されたことで急激なアレルギー反応を起こす「アナフィラキシーショック」とみられる症状で一時、重症となりましたが、その後、容体は回復したということです。
南中学校によりますと、12日は校外学習の一環で、1年生33人が学校から車で10分ほどのところにある立久恵峡を訪れていたということです。
消防などによりますと、中学生を襲ったハチはスズメバチと見られ、生徒たちがつり橋をわたっている最中に橋の下についていた巣から大量に出てきて突然襲ってきたということです。

また、9月12日午後、兵庫県養父市で林間学校に来ていた小学生6人が山の中で蜂にさされました。
救急隊員が駆け付けると、小学5年生の男児4人と女児2人のあわせて6人が蜂に刺されていて、病院に搬送されましたが、いずれも軽傷だということです。
警察によると、小学生らは高砂市から、およそ60人でハチ高原に林間学校に来ていて、当時は、授業の一環で山の中で宝探しのゲームをしていたということです。