警察などによりますと、8月27日午前7時半ごろ、秋田市新屋扇町で、通学中の専修学校の生徒11人がハチに刺されました。
11人は市内の病院に搬送され、手当てを受けましたが、全員、意識はあり、症状は重くないということです。
現場は、秋田市郊外にあるJR新屋駅近くの住宅街のなかにある歩道で、1キロほど離れた専修学校の通学路になっているということです。
また、道路を管理する秋田市が現場付近を調べたところ、歩道脇の草むらやベンチの近くから、あわせて3つのスズメバチやアシナガバチの巣が見つかり、午前11時40分ごろまでに駆除したということです。
秋田市は、8月27日は現場の歩道を通行止めにして、8月28日以降、安全確認を改めて行うとしています。
生徒らが通う秋田公立美術大学附属高等学院の篠木浩子副校長は、「登校中の生徒がハチに刺されてショックを受けていますが、大事に至らずほっとしています。きょうの下校は、生徒に別の道を通るよう指導しています。今後も安全のため、周囲に注意して通学するよう呼びかけていきます」と話していました。