千葉県館山市で3日、市から依頼を受けてスズメバチの駆除を行っていた専門業者の50代の作業員がハチに刺され、死亡しました。

館山市や業者によりますと、10月3日午後2時前、館山市洲宮の茂名川沿いの土手で50代の男性作業員がオオスズメバチの巣の駆除作業を行っていたところ着用していた防護服の上からハチに刺されたということです。
男性は市から依頼を受けた専門業者の所属で、刺された際には「耳と背中の2か所を刺された」と話していたということですが、その後、意識を失って救急搬送され、およそ2時間後に市内の病院で死亡しました。
業者によりますと、駆除作業の前に川を渡る必要があり、防護服の上から胸まである胴長を履いていたため防護服が突っ張った状態になって服の上から針が届きやすくなっていた可能性があるということです。
館山市は、市からの発注業務にあたる業者に対して、安全確保や安全点検の徹底を求めることにしています。